お肉の部位、サーロイン、ヒレ、ランプ・・・ってどこの部位?
2024.05.22サーロイン、ヒレ、ランプ・・・と、お肉には様々な部位があります。よく耳にするけど、場所はという方も多いと思います。
生体にあるとお肉は「筋肉」です。肉質の「きめ」や「柔らかさ」は、よく運動する部分になるほど硬く、粗めになる一方、脂肪は少なく濃い味わいになります。
牛は体が大きいため部位も細かく分けると38の部位になります。この細かな部位は焼肉屋などで一度は聞いたことがある名前などが多いと思います。お肉をより美味しく食べるために知っていただきたい特徴を、大きく分けた11の部位でご紹介いたします。
【ネック】
首の部分のお肉。肉質は硬め。赤身が多くエキス分も豊富
★お勧め料理:煮込み、スープ、カレー等
【かたロース】
ロース部位の肩の部分。やや筋が多いですが、万能な部位。適度に脂肪がのっており、風味良く柔らか。肉質もきめ細か。
★お勧め料理:すき焼き・しゃぶしゃぶ
【かた】
うでの部分を呼びます。脂肪が少なく肉質はやや硬め。コラーゲンや旨味成分が豊富。
★お勧め料理:煮込みやスープ
【リブロース】
ロースと呼ばれる部分。柔らかな赤身と脂肪のバランスが良く、きめ細やかな肉質。
★お勧め料理:肉そのものを味わう、ステーキ、しゃぶしゃぶ等
【サーロイン】
ステーキ肉によく使用される最上級の部位。きめ細やかで柔らか。イギリス国王から「サー(卿)」の称号を与えられたとの逸話も・・!最上級の肉
★お勧め料理:ステーキ
【ヒレ】
脂肪が少なく、きめ細やかで非常に柔らか。牛一頭から3%ほどしか取れない希少な最上部位。
★お勧め料理:ステーキ、ビーフカツ
【ばら】
ばらには2種類、「かたばら」と「ともばら」があります。かたばらは肩の方の部位。そこにともばらが続きます。ばら肉は赤身と脂肪が層になっており、肉のきめは粗めですが、濃厚な風味があります。
★お勧め料理:焼肉、煮込み
【もも】
ももには2種類「うちもも」と「しんたま」があります。脂肪が最も少なくほとんどが赤身。肉質はきめ細かく柔らか。様々料理に応用できる万能な部位。
★お勧め料理:ステーキ、ローストビーフ、煮込み、焼肉
【そともも】
きめがやや粗くやや硬め。脂肪の少ない赤身肉。ゼラチン質が豊富。
★お勧め料理:焼肉、炒め物、煮込み
【ランプ】
サーロインの続きの部位。ロイン系の準高級部位。赤身の柔らかな肉質で味わい深い上品な味。様々な料理に対応。
★お勧め料理:ステーキ、焼肉、ローストビーフ等
【すね】
前のすねが「まえずね」と後ろのすねが「ともずね」と呼び、肉質は硬め。腱が多くコラーゲンが多い部位。出汁をとるのにおすすめの部位。
★お勧め料理:長時間の煮込み、シチュー、スープ
部位ごとの特徴を活かした調理法で素材の良さを最大限に引き出す。あますことなくお肉を美味しくいただきましょう。