仙台牛の定義について

全国で350種類以上あるといわれるブランド牛。

宮城のブランド牛といえば「仙台牛」です。

当ネットショップでも掲載しております登米産仙台牛。

宮城県では、年間およそ20,000頭が食肉として出荷されておりますが、そのうち「仙台牛」として出荷されるものは、およそ4割です。

高い肉質を誇る仙台牛は、全国で開催される肉牛の品評会でも、多くの賞を獲得しております。

仙台牛の定義

そもそも仙台牛とは・・・・と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

「仙台の牛だから仙台牛」と呼ばれるのではなく、

仙台牛銘柄推進協議会が定めた『仙台牛の定義』というものが存在します。

一、 黒毛和種であること。

一、 仙台牛生産登録農家が個体に合った適正管理を行い、宮城県内で肥育された肉牛であること。

一、 本協議会が認めた市場並びに共進会等に出品されたもの。

一、(公社) 日本食肉格付協会枝肉取引規格が、A5またはB5に評価されたもの。

出典:仙台牛銘柄推進協議会サイト

これらの定義を満たした牛のみが仙台牛と名乗ることができるようになります。

 

 

肉牛のランク・歩留等級について

肉牛にもランクがあり、仙台牛の定義に出てきました、

(公社) 日本食肉格付協会枝肉取引規格が、A5またはB5、、、とはどういうものかといいますと、

(公社)日本食肉格付協会が行う、「枝肉取引規格」という日本全国共通の基準に基づいた取り引きの際の評価・品質を客観的に評した基準です。

「歩留(ぶどまり)等級」と「肉質等級」の総合評価、全部で15段階に格付けが行われます。

歩留等級とは

A~C評価

骨のついた肉から骨や余分な脂などを取り除き、肉にした時の肉の割合のことで、歩留まりが良いほど肉(赤身)が多く、生産効率が良いとされます。

肉質等級1~5評価

『霜降の度合』を中心に、『肉の色』、『肉のキメや締まり』、『脂肪の色沢・光沢』の4種類について総合的に評価します。

出典:仙台牛銘柄推進協議会サイト

このチャートの様に「歩留まり等級はAまたはB」、肉質等級は「5」のみ。

厳しい基準をクリアした個体のみが仙台牛と呼ばれるようになります。

沢山の銘柄牛がありますが、肉質等級が最上の「5」のみに絞られるのは、全国で仙台牛のみ。
日本で一番厳しい基準が設けられております。
そういった条件の中、「仙台牛」の約4割が登米市から生産されております。

飼育農家さんが良質な肉用牛を育てるために行う、給餌、肥育するにあたっての環境への配慮、並々ならぬ日々の努力と一頭一頭大切に丹誠込めて育てあげた結晶が、「仙台牛」なのです。

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